夜桜と紅葉

秋風索莫の夜のなか、

秋水に染まった川の流れに沿って自転車をこいで行くと、

葉の付けた木がつぎへつぎへと姿を現すのだが、

桜なのか紅葉なのか皆目見当がつかない。

どうやら夜になると春色と秋色は区別がつかなくなるようである。

それは、まるで、植物が美の普遍性を追い求め、

個性のかくれんぼごっこをして、遊んでいるようにみえた。

このように、人間も植物も、

芸術に向かうにあたって、似たようなところがあるのかもしれない。

少し考えてみれば、

私の日常にもこんな面白いことがあったのである。私はとても感心した。

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